今回の記事を担当するわかなです!
今年2014年の9月14日は4年に一度の……
スウェーデンの総選挙の日でした!
ということで今回はスウェーデンの選挙について少し書きたいと思います。
選挙活動というと何を思い浮かべますか??日本だと駅前などでの街頭演説や選挙カーなどのイメージが強いと思いますが、ここスウェーデンは日本とは少し違っています。
このかわいらしい建物、実は政党のブースなのです!!!
ここはウプサラの町中にあるStora Torgetという広場なのですが、10近くある政党ごとのイメージカラーなどに合わせブースが並んでいます。
(ちなみにこの赤と黄色のブースはLeft Party のもの)
はじめは日本の選挙活動からは想像できなかったため、なにかのイベントでもやっているのかと思思っていました!笑
このブースの中には若い方から、年配の方まで様々な年齢、性別の政党員の方たちがおり、自由に話を聞くことができます!ブースの周りに行くと声をかけられたり、飴やお菓子が置いてあったり、堅苦しい感じではなく気軽に立ち寄れる場所といった印象を持ちました。
私は今Swedish Politicsという授業をとっており、政党員の方にインタビューをするという課題を与えられました。選挙権もなく、スウェーデン語をしゃべれない留学生の私に対しても質問に丁寧に答えてくださり、英語で書かれた政党のマニフェストのようなものもいただきました!日本ではこんな機会はなかなかないように思います!
さらに驚いたのは、中学生か高校生のような子たちが政党のブースで話を聞いている姿を見かけたことです。日本では若者の政治に対する関心が低かったり、若者の投票率の低下が問題になっているため、このような姿は非常に新鮮でした。
日本でも街頭演説などで政党員の方からお話を聞くことはできますが、演説の時間が必ずしも都合がいいとは限りませんし、自分の質問を投げかける機会はあまりないように思います。このようなブースはより選挙を身近に感じることができ、とてもいいシステムだと感じました。
ただ、スウェーデンは比例代表制をを採用し、党に投票するシステムなのでこういった形の選挙活動が合っていますが、日本のように個人に投票する制度に必ずしも見合っているというわけではないと思いますが…
また、寮のポストや街に止めた自転車にも政党のビラが入っていて、嫌でも選挙に対して関心をもたざる負えないといった感じがしました。スウェーデン人の友達同士でも選挙について話しているところを聞いたり、今回のスウェーデンの選挙を通して、日本の若者の政治に関する関心などについても考えさせられました。
さて、選挙の結果ですが、
今まで政権を握っていた中道右派のModeratesなどに代わり、左派のSocial Democratsなどが最大勢力となり、政権交代が実現することとなりそうです。
スウェーデンでは長い間左派のSocial Democratsが政権を握り、福祉国家としての政策を進めてきました。2006年の総選挙でModetatesなどの中道右派が政権を握るようになってからは、経済発展を重視し福祉削減の政策をとってきたことに批判があつまり、今回の選挙でまた左派に政権がもどることになりそうです。
福祉国家として有名なスウェーデンが今回の選挙をきっかけに、今後どのような政策を進めていくのかは、気になるところです!!!
と、今回は少し硬いテーマになってしまいましたが、
日本との違いについて少しわかってもらえればうれしいです!
では~~~(^^♪
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