HejHej, aykです。
紅葉も散り始め、いつの間にやらもうすぐで留学に来てから2ヶ月が経ちます。
誕生日を迎え、留学前にたてていた
留学を通してなりたい自分や計画をmodifiedしました。
「振り返る(反省をする)」→「短期的・長期的目標を立て直す」
なんだかんだこれが大切だと思います。
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話変わって今回は
環境都市と言われているハンマルビーショースタッド地区について紹介します。
【きっかけ】
10/3にストックホルムに行く用事があったので
観光名所ではなく、住民が実際に住んでいる場所をみにいこうと思いました。
そこで見つけたのが
ハンマルビーショースタッド地区(Hammarby Sjöstad)。
ストックホルム中心地から約30分、南部に位置している住宅街です。
【ハンマルビー・ショースタッド地区とは?】
なぜ有名なのかというと、
1990年から環境先進都市として都市開発を進めてきたからなんですね。
環境先進都市っていうのは、1地区として環境負荷を少なくする取組みがある街のことです。
ハンマルビーは、そもそも2004年のオリンピック選手村のために作られた場所で
誘致に失敗した後、住宅街として建設をはじめてきました。
この街には全体の目標があります。
「再開発当初から比べて、この地区から輩出されるCO2量を半減する」だそう。
現在では、まだ目標の数字には辿り着いていないものも
30~40%の低減を実現したらしく、2010年には欧州グリーン首都賞を獲得しています。
環境負荷を実現しているこの地区だからこそモデルケースとして
「ハンマルビーモデル」と呼ばれています。
【「ハンマルビーモデル」と呼ばれる所以】
なぜ「ハンマルビーモデル」と呼ばれるか。
それは街が
①自然エネルギーの利用
②廃棄物の活用
を徹底しているから。
下水・廃棄物のエネルギー・太陽光のエネルギーで
暖房はじめ、街中を走るバスなど交通手段もまかなっています。
まさに地域内で循環をしているんですね。
バイオガスのフェリー・メタンガスのバスをはじめ
街中にはトラムも走っており、カーシェアリングも進んでいるんだとか。「太陽エネルギーは、発電や水を温めることに使われる。
燃焼可能なゴミと自然素材からのバイオ燃料は、熱源として発電と地域暖房に供される。処理排水の熱はヒートポンプを通じて地域冷暖房に供される。
水処理は域内のローカル・プラントで処理している。
し尿は、バイオガスを採集する。
残渣は肥料に供される。
下水処理場の負荷をかけないよう、道路の雨水も地下槽での処理を経て、
それぞれ池を通じて湖に流される。
ゴミは住宅の各ブロックに設置されているリサイクリング・ルームや各エリアの収集場
所で住人が分別し、地下に敷設されたバキューム管で収集する。
可燃物は発電と地域暖房に供される。
有機ゴミは肥料に、新聞、ガラス、板、金属などは全てリサイクルに供される。
有害廃棄物は焼却またはリサイクルに供される。」
(JETRO「環境ビジネス、ストックホルムの挑戦」https://www.jetro.go.jp/jfile/report/07000410/sweden_kankyobiz.pdf)
すぐ近くにストックホルムの湖畔があって、自然と人(社会)が凄く近い街でした。
環境都市や、持続可能な、とか言うけれども
人口が多くないスウェーデン人にとってそこの繋がりは自明な気がします。
だからシステムさえあれば、それを利用する人は多い。
人の環境意識に訴えるんじゃなく、その場所を利用さえしてしまえば
自然と環境負荷を減らせる仕組みをあらかじめ作っているのがこの街だそう。
そのため最初は家賃が高かったから住居率も低かったけれども、
値段を下げていったら居住する人も増え、
現在は成功都市として取り上げられているらしい。(よんじぇありがとう)
なによりシンプルで自然が身近なのがまじでいい。
ミニマムな暮らしを目指す私にとっては面白い街でした。
1人でぐるぐるまわっていたけど
今度はここに住んでいる人に実際のところどうなのか
インタビューをしてみたいな。卒論ここにしようかな。笑
っていうかまちづくりや都市について
UppsalaUni.よ、留学生に授業開講してください(切実)
【行き方】
StockholmCから
・地下鉄青171819線「SkanstullT-bana」下車⇒バス74or96「Stockholm Sickla Kaj」下車 約30分
・ 地下鉄青171819線「GullmarsplanT-bana」下車
⇒トラム22「Stockholm Sickla Kaj」下車 約30分
トラムの方が確実なのでおすすめです。では。
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