2014年12月20日土曜日

【12月13日は聖ルチア祭】Saint Lucia in Sweden


Hej hej! お久しぶりでございます、わかなです!
わたしもaykに引き続き、スウェーデンのクリスマスについてちょこっと書こうと思います。

スウェーデンでは旧暦の冬至にあたる12月13日に聖ルチア祭が行われます。スウェーデンではクリスマス前の一大イベントです☆

これはウプサラ大聖堂で行われたルチアコンサートで撮った写真


スウェーデン人はあまり宗教に関心がない人が多いので、普段この大きな聖堂に人がたくさん集まることはないそうなのですが、このコンサートの日は多くのスウェーデン人が聖堂に足を運んでいて、たくさんの人で賑わっていました!


 聖ルチア祭とはなんぞやと… (Wikipediaより)
キリスト教の聖人ルチアを祝う行事で、スウェーデンをはじめとした北欧の国々と南欧の国で主に伝統行事として祝われているのだそう。
「ルチア」とはラテン語で光を意味する言葉から派生した名前であり、ルチア信仰とスウェーデンで
伝統的に行われてきた晩冬の行事「光の祭」が結びついて「聖ルチア祭」として祝われるようになったとのこと。 旧暦ではルチア祭の夜は一年で最も日が短いとされていて、日照時間が短いスウェーデンでは、ルチアは光の再生として考えられているそうです。


この頭にロウソクの冠を被った女の子がルチアに扮した女の子。同じく白い服をきた他の女の子たちと、「サンタルチア」の曲を歌いながら入場してきました。

「サンタルチア」は伝統的なナポリの民謡で、わたしも学校で習った記憶があります。イタリア語の歌詞ではナポリ湾の美しい情景を描いたものですが、スウェーデン版の「サンタルチア」は歌詞も異なり、ルチアが闇の中から光とともに現れたという脚色がされているそうです。




女の子たちはクリスマスの曲などを歌い、ルチアの女の子は聖人ルチアになりきって?じっとポーカーフェースを保ったまま立っていました (ルチアは歌を歌わないのがふつうなのかはよくわからない…) 

ウプサラ大聖堂での1時間半に及ぶコンサートは、合唱もすばらしく、神秘的でとてもよかったです。

教会だけでなく、学校などでもルチアを祝う行事は行われるようなのですが、ルチアが近づくと、
誰がルチアをやるのかというのがもっぱらの関心ごとになるそう… 
ウプサラ大聖堂のコンサートのあとルチア役の子を見かけたんですが、髪の毛に溶けたロウがついてしまっていたり、太いロウソクを何本もかぶったまま1時間以上もじっとしていないといけなかったり、晴れてルチアになってもたいへんだなーと思ったり…笑
ちなみに女の子たちが腰にまいている赤い布は、ルチアの血を表すものだそうで、以外にも残酷…


また、このルチアの日にはLussekattというサフラン入りのパンも伝統的に食べられています!聖ルチア祭が近づくとカフェやスーパーでも買うことができます!

 
 
クリスマスが近づくとスウェーデンではサフラン入りのお菓子がたくさん見かけられるのですが、サフランに何か意味があるのかも気になるところ。時間があったら調べてみようと思います。
 
 
日本ではあまり国中で祝われる伝統ってあまり残っていないような気がして(成人式など伝統行事はありますが、形式化しているきもするので)、スウェーデン素敵だなあと感じました。 スウェーデンに来て日の短さを日々実感していますが、だからこそこういう伝統行事が大切にされているのかな~と思いました。

 
 
最近はクリスマスマーケットを訪れたり、ルチア祭のイベントに行ってみたりとスウェーデンのクリスマスを感じられて満足のわかなでした。 Hej då!!

2014年12月13日土曜日

【スウェーデンなりのクリスマス】世界が注目する期間限定の巨大ヤギ in Gävle

ご無沙汰してます。aykです。
テストやプレゼン、そして授業も終わり
ようやく冬休みに突入します!YATTA!

12月になるとスウェーデンはクリスマスの装飾一色。
イルミネーションにクリスマスツリー、ブーケなど。
暗くて寒い北欧の救いです。めっちゃ心洗われます。

今回はそんなクリスマスに関連した話題について。
クリスマス期間にスウェーデンに滞在するなら
是非とも是非ともチェックしてもらいたい街、Gävleを紹介します。

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Gävle(イェーブレ)は
ウプサラから約1時間
ストックホルムから約1時間45分
北に位置している街です。

スウェーデンの北地方では最も古くにできた街なんですが
ボスニア湾に接しているので港を中心に発展してきました。
しかしスウェーデン内で13番目に大きい街、つまり小さい。
(ちなみに日本での人口13番目は京都らしい。人口数的には京都の1/80ぐらい。)


なぜこの街が世界中の注目の的なのか。
それはこのJulbock(通称Gavle goat)こと
巨大藁ヤギ人形がクリスマス期間に設置されるからです。

このJulbockは北欧において
クリスマスの伝統的シンボルです。
通常は手のひらサイズなどで飾りますが
この街の中心には毎年クリスマス前になると巨大ヤギがそびえたちます。

しかしこのヤギ、1966年以来年末まで
生き残ったのは約8回。
もう一回言います、約8回。
(詳しくはwikiにくわしくまとまってます笑)

それ以外は燃やされたり、壊されたりと
ほぼクリスマス前には不幸な結果を迎えます…。
監視カメラをつけても残念な結果を招くことに。
もちろんこの街の住民はそれをウェルカムしていませんが
それが転じて世界的有名になってしまいました。

ある年は、アメリカ観光客が
燃やすことが伝統だと思って火をつけたという珍事件も。
もちろん違法です。
今でも裁判で争っているとか。

私も燃やされる前にと思ってみにいきましたが
夜になると美しく、クリスマスらしいなと思いつつ
燃やされたらちょっと面白いと思う自分もいました。
しかし毎年子どもたちが作る小さい方のヤギさんは
既にご臨終されていらした…悲しすぎる…


こいつtwitterとブログもやっていて
心情を綴っているのがまた面白いんです。
(@Gavlebocken https://twitter.com/gavlebocken) 

去年の12/21に燃やされてしまったときの遺言(twitter)
I'm so sad my friends that I have to leave you now! Thank you for this year! Take care and have a Merry Christmas and a happy new year!

軽い。悲しい。こいつは燃やされてしまう運命なのか…。

今年はまだ燃やされてないですが、
燃やされるのか?燃やされないのか?要チェックです。
twitterでJulbockちゃんもまだ生きていることをつぶやいてます。笑 
Feeling like Elton John today. "I'm still standing, yeah, yeah, yeah!"

是非気になる人はSNSもあわせてチェックしてください!笑
また小さな街ですが観光するにもスウェーデンを体験するにも
丁度良い街だと思います。
冬はこのヤギが有名ですが、
夏になると散策に有名な森がとても綺麗だそう。
是非訪れてみてください!

ではでは